Aさん
Bさん
希望通りの会社に入社できても、会社を辞めたくなることがあるはずです。「仕事に慣れる」「職場の雰囲気に慣れる」など時間が悩みを解決してくれることもあるでしょう。
しかし状況によっては無理して働き続けると、心身に影響が出て「うつ病」を発症する可能性もあります。新卒で「仕事を辞めたい」と悩んでいるなら、思い切って退職すべきです。
その理由と方法を解説しますので、新卒で退職をためらっている人はぜひ参考にしてください。
オイトマスタッフ
新卒だからこそ「うつ」になりやすい原因
せっかく自分で選んで入社したのに、うつになるほど辞めたくなるのにはいくつか原因があります。
社会人になったばかりの頃は、学生時代とは環境も人間関係もガラリと変わりストレスを受けやすくなっています。「負けてたまるか!頑張ろう」という気持ちが心身を追い詰めてしまっていることも多いようです。
仕事のプレッシャーでストレスが溜まる
社会人としての仕事の責任の重さは、学生時代のアルバイトとは比較にならないくらい重く感じるものです。またはじめてのことだらけで、ミスや失敗をしたり思うように進まなかったりすることも多いでしょう。
なかには失敗をモチベーションに変えられる人もいますが、焦りや不安を感じて必要以上のプレッシャーに襲われる人も少なくありません。
このようなプレッシャーやストレスが積み重なると、次第に心身に「うつ」の兆候が出てくる可能性があります。
長時間労働で疲労が溜まる
休む暇がないくらい残業や休日出勤といった長時間労働が続くと、心身に疲労が溜まり「うつ」になってしまうこともあります。
長時間労働というと少し曖昧になってしまいますが、厚生労働省によって過労死ラインという基準が設けられています。
過労死ライン…病気や死亡、自殺に至るリスクが長時間労働に起因するものだと認定する基準
発症前の1か月間におおむね100時間
または
発症前2か月~6か月間にわたって、1か月あたりおおむね80時間を超える時間外・休日労働が認められる場合
長時間労働で心身に疲労が溜まると、脳も疲れてしまい正常な判断が難しくなります。最悪の場合死を選んでしまう人もいるほどです。
職場の人間関係がよくない
職場の人間関係も大きなストレスの原因になります。
毎日顔を合わせて家族よりも長い時間一緒に過ごすのですから、相性の悪い人がいると苦痛を感じやすいです。気の合わない同僚が1人や2人いるくらいなら、業務に必要な最低限のコミュニケーションさえ取っておけば、問題はないかもしれません。
しかしパワハラやセクハラ、職場いじめが横行しているような職場に、毎日出社するのは非常にツライことです。
給与が低すぎる
「給与の低さ」も、新卒の人にとってうつを引き起こす要因になる可能性があります。
多くの会社では、新卒の給与を低く設定していることが少なくありません。給与が低いことで、生活費の問題や趣味に割くお金がないなど、プライベートの面で悩むこともあるでしょう。
それらと合わせて「仕事内容や量と給与が見合っていない」という不満を感じてしまうと、何のために働いているのかわからなくなり、ストレスの蓄積やうつ症状を引き起こす場合があります。
新卒が仕事を辞めたいと感じやすい時期と理由を紹介
新卒の人が仕事に対して悩みを抱き辞めたいと感じる時期はいくつか存在しますが、それぞれの時期によって辞めたくなる理由は少し異なります。
ここからは、新卒の人が「仕事を辞めたい」と感じやすい時期とその理由を、時期ごとに紹介します。
入社3日目で辞めたいとなる理由
まずは入社3日目、すなわち入社直後です。社会人生活がスタートし、これから働く会社に対して期待を感じる人が多い一方で、会社に対して「辞めたい」と感じる人も少なくありません。
入社すると、面接の時点ではわからなかった社風や職場の雰囲気、上司や先輩の働く姿を実際に目にすることになります。また、入社式を通して、社長や会社全体の方針を改めて聞くこともあるでしょう。
それらの情報から「自分と合わない」と感じると、入社して3日という短期間にも関わらず、辞めたくなってしまうのです。
入社1か月目で辞めたいとなる理由
次に辞めたいと感じやすい時期は、入社して1か月が経過したタイミングです。ここでは、多くの人が仕事に対する辛さや辞めたいという気持ちを感じやすくなります。
入社1か月目は、多くの人にとって仕事を覚えたばかりでまだ不慣れな時期です。大企業の場合は、研修を終えようやく仕事を教わり始めるのがこの1か月目である場合もあります。
そのため、覚えたての仕事でミスを繰り返すことや、何度教わってもなかなか仕事を覚えられないこともあるでしょう。それらが原因で、悩みや精神的なストレスを抱えてしまいやすいのです。
また、1か月目は職場の人と打ち解けるために積極的なコミュニケーションも欠かせない時期です。よってコミュニケーションが苦手な人にとっても、この時期は辛くなりやすいと考えられます。
入社3か月目で辞めたいとなる理由
入社3か月目は、ほとんどの会社で「試用期間」が終わります。そのため、新卒の人々はこのタイミングで改めて会社の「社員」となり、働く環境も変化していきます。
試用期間には新人だからと許されていたミスも、試用期間後は改めて指摘されることもあるでしょう。従って、この時期の新卒の人は仕事に対して緊張感やプレッシャーを感じやすくなるのです。
入社半年で辞めたいとなる理由
入社半年が経つと、多くの人は仕事にも慣れ、上司や先輩からミスを指摘されることも減ります。ただし、ミスを減らし自信を付ける人がいるのと同時に、ミスを引きずってしまい「仕事が上手くいかない」と悩む人も少なくありません。
活躍している同期と自分を比べ「同期はあんなに仕事ができるのに」、「自分はこの仕事に向いていないのでは」と感じてしまうのです。
新卒で「仕事辞めたい」のは甘え?
新卒で仕事を辞めることを甘えだと思われる原因
「新卒で仕事を辞める理由」のうち、全てが「甘え」とは断言できません。中には、体調の問題で退職せざるを得ない場合や、会社側のトラブルにより辞めざるを得ないケースがあるためです。
ただし、退職する理由があまりに自分本位であったり、仕事のミスや責任を負いたくない、やりたい仕事しかしたくないなどの理由は、「甘え」と判断されてしまう原因となりやすいでしょう。
従って、新卒で仕事を辞めたいと感じたときには、その理由が自分本位なものや衝動的なものではないか、よく見つめ直すことが大切です。
新卒の3人に1人は3年以内に仕事を辞めているという現状
中には、「辞めたいけれど、新卒で仕事を辞める人なんていないのでは」と悩む人もいるかもしれません。しかし、新卒で会社を辞める人は決して少なくないのです。
厚生労働省による「令和2年度における新規学卒就職者の離職状況調査」の結果によると、大卒の新卒就職者の3年以内の離職率は31.2%となっています。つまり、約3人に1人は新卒で入社した会社を3年以内に辞めているのです。
従って、さまざまな事情から辞めたいと考えているにも関わらず、「3年は続けないと」などと過度に思い悩む必要はないと言えます。
「仕事辞めたい」をうつになるまで我慢する必要はない
「仕事を辞めたい」という気持ちを我慢して働き続けるうちに、体調不良を引き起こしたりうつになってしまう恐れもあります。心身の体調を崩す程追い詰められるまで我慢して仕事をするのは避けるべきです。
中には、「辞めたら会社に迷惑がかかる」、「新卒で辞めるなんて家族や友人に心配をかけてしまう」という思いを抱えている人もいるかもしれません。
しかし、うつになってしまっては余計周囲に心配をかけることになります。うつになるまで仕事を我慢して続ける必要は決してないのです。
新卒で仕事を辞めたいと思ったらするべき対処方法紹介
ここからは、新卒で仕事を辞めたいと思った時にするべき対処方法を紹介します。
退職などの大きな行動に出る前に、手軽に試せる対処法を行なうことで、悩みや問題が解消する場合があります。
生活リズムを整える
まずは、自身の「生活リズム」がきちんと整っているかチェックし、必要に応じて生活リズムを改善するのがおすすめです。
例えば、朝起きる時間や寝る時間、睡眠時間は適切か、栄養バランスのある食事が取れているか、運動不足になっていないかなど、自身の生活を振り返ってみましょう。
生活リズムが崩れていると、些細なことに落ち込みやすくなったり、心身の不調から仕事への意欲低下に繋がる恐れがあります。崩れた生活リズムを正しいものに整えることで、心身の調子も整い、仕事に対して必要以上に悩む状況が改善する可能性も高くなります。
一人で抱え込まない
現在、具体的な悩み事がある方は、その悩みや心配、不安を一人で抱え込まず、信頼できる第三者に相談することが対処法になる場合があります。
自分だけで悩み続けていると、解決までに長い時間がかかってしまったり、考え込んでしまい悩みをより深刻に捉えてしまうことも少なくありません。
こんなときには、家族や友人、会社の上司や先輩など、落ち着いた視点で悩みを捉えられる第三者に話を聞いてもらうと良いでしょう。
悩みを解決する糸口になるだけでなく、思いを打ち明けることで沈んだ気持ちが軽くなる効果も期待できます。
趣味の時間を大切にする
何か没頭できる趣味や好きなことがあれば、意識して取り組むようにしてみましょう。悩む時間を趣味や好きなことに割くことで、過度なストレスをため込むことを防ぐだけでなく発散する効果が期待できます。
ずっと悩んでいることや問題にばかり向き合っていると、視野が狭くなり余計思い詰めてしまったり、心身が疲れ切ってしまう恐れもあります。趣味に没頭し悩みから距離を置くことで、ストレス解消だけでなく適切な距離感で問題に向き合うことができるようになります。
異動願いを出す
自分自身の問題ではなく、現在の部署の雰囲気や人間関係に問題がある、自身の担当している業務がどうしても向いていないなどが原因であるならば、会社に「異動願い」を出すのも対処法の1つです。
異動願いを出し別の部署、別の業務に就くことで、これまでの悩みがなくなり仕事に対する心配や不安が解消される可能性もあります。それだけではなく、より適正の高い仕事に取り組むことで今まで以上に活躍できるようになるケースもあるでしょう。
転職を考える
仕事内容がどうしても合わない、会社側に何らかの問題があるといったケースでは、転職を考えるのも対処法となります。
どんなに仕事に取り組んでも、適正や向き不向きによって思う評価が得られない場合、「努力が報われない」という疲労感からうつなどの不調を引き起こしかねません。また、パワハラや長時間残業、膨大な量の仕事を任されるなど会社側の問題が原因の場合、自身で解決することは難しいでしょう。
よって、「これ以上ここで働くのは難しい」と感じるのであれば、会社を辞めて転職を検討するのも手段の1つと留意しておくべきです。
新卒で退職するのは全く問題ない!むしろ退職すべき4つの理由
Aさん
Bさん
新卒で会社を辞めたいと思ったら、迷わず辞めるべきです。それには以下のような理由があります。
新卒で会社を辞めると、転職で有利だったり時間を無駄にしなくてよくなったりとメリットが大きいです。具体的にご説明します。
理由1:年齢が若いほうが転職に有利だから
一度退職した新卒は第二新卒と呼ばれ、企業の欲しがる魅力的な人材です。第二新卒はだいたい入社して3年以内の人のことで、「若い」うえに、社会人経験を持っていることが特徴といえます。
第二新卒が企業にとって魅力的な理由は以下の通りです。
- 新人教育する必要がないので即戦力になる
- まだ以前の会社に染まり切っていないので、転職先に馴染みやすい
- 若いので今後の成長に期待できる
- 一度働いたことがあるので、新卒よりも能力が高い
このように退職しても歓迎する企業が多いので、転職を不安に思う必要はありません。
理由2:時間がもったいないから
第二新卒は歓迎する企業が多いので転職しやすいです。逆にいうと辞めるかどうかぐずぐず迷っていると、第二新卒の時期を逃してしまうことになります。
またツライ職場で我慢して働き続けて心身を壊してから退職すると、治療に時間がかかります。さらに「うつ」が重症化していると、社会復帰ができないかもしれません。
心身を壊してからの退職は時間だけでなく、自分の人生を台無しにしてしまう可能性があります。辞めるべきか悩み続けるよりも、スッキリと辞めて人生をどう楽しむか考えたほうがいいに決まっています。
理由3:新卒で辞める人は少なくないから
厚生労働省の調査によると令和2年度の新卒離職率は高卒で36.9%、大卒で31.2%ということがわかっています。単純に言うと3人に1人が新卒で退職していることになるのです。
これだけでも、退職が珍しくないことがわかります。
さらに新卒かどうかに関わらず、退職・転職なんて珍しくありません。キャリアアップや独立など理由はさまざまですが、なかには「ちょっと違うところで働いてみたい」といった気軽な気持ちで転職する人だっています。
要は仕事にやりがいを感じて、楽しく働けるかどうかです。新卒だからって、ツライのを我慢する必要はありません。
理由4:うつになると今後の社会人生活に影響が出るから
一度うつになってしまうと、心身に大きな不調をもたらすだけではなく、今後の社会人生活にも大きな悪影響を及ぼす可能性があります。
重いうつ症状になってしまうと、回復までに長い療養期間を要するケースは少なくありません。その間の生活や治療にかかる費用の問題が発生するだけでなく、長い療養の間は、履歴上では「空白期間」となります。空白期間の有無は、再就職活動の際に影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。
また、うつの経験があると、就職が難しい仕事や、仮に就職できても続けることが難しい仕事もゼロではありません。将来の選択肢を狭めないためにも、うつになる前に行動すべきといえるのです。
新卒で「仕事辞めたい」は危険信号!うつ病の特徴
うつ病には気分の落ち込みや不安感など精神的な症状が強く表れるのが特徴です。また食欲がない、眠れないといった身体的な症状も見られます。
以下のような症状が出ていないかチェックしてみましょう。
- ずっと憂鬱気分、または悲しい気分である
- 何をやっていても楽しくない
- 急に体重が減少(増加)している
- 急に食欲低下(過食)している
- 最近眠れない、または過眠である
- 落ち着かずに常に不安にかられている
- 疲労感が強い、気力が減退している
- 自分には存在価値がないと感じる
- 悪いことをした気がして自分を責めてばかりいる
- 集中できない、些細なことでも決断ができない
- 死や自殺について考える
このような症状が2週間以上続いているときは、うつ病の可能性があります。「疲れているだけだ」と放っておかずに、心療内科や精神科を受診するようにしましょう。
新卒で会社を辞める時のポイント
新卒「うつ」で会社を辞めるにはいくつかポイントがあります。
退職の基本は円満退職です。立つ鳥後を濁さないために、しっかりポイントを押さえておきましょう。
心療内科を受診する
「うつ」の兆候があるとき、まずは心療内科を受診しておきましょう。あらかじめ「〇ヶ月の休養を要する」といった診断書をもらっておけば、退職の申し出をするときの後押しになるでしょう。
また退職後に失業手当の申請時に診断書を提出すれば、「特定理由離職者」に認定され失業手当の給付日数が増える可能性もあります。
【一般的な失業手当給付日数】
加入期間 | 1年未満 | 1年以上
5年未満 |
5年以上
10年未満 |
10年以上
20年未満 |
20年以上 |
---|---|---|---|---|---|
全年齢 | - | 90日 | 90日 | 120日 | 150日 |
【特定理由離職者】
加入期間 | 1年未満 | 1年以上
5年未満 |
5年以上
10年未満 |
10年以上
20年未満 |
20年以上 |
---|---|---|---|---|---|
30歳未満 | 90日 | 90日 | 120日 | 180日 | - |
30歳以上
35歳未満 |
120日 | 180日 | 210日 | 240日 | |
35歳以上
45歳未満 |
150日 | 180日 | 240日 | 270日 | |
45歳以上
60歳未満 |
180日 | 240日 | 270日 | 330日 | |
60歳以上
65歳未満 |
150日 | 180日 | 270日 | 240日 |
「退職よりも前」に受診し、在職中から症状のあることが明確になっていることが大切です。
「退職」はできるだけ早く申し出る
退職を決めたらなるべく早い段階で申し出るようにしましょう。
退職を申し出るタイミングに関しては「就業規則」で定められています。各会社によって異なりますが、引き継ぎの期間も考えたうえで2~3ヶ月と定めているのが一般的です。
一方で民法第627条には「退職を申し出てから2週間後に退職できる」と明示されており、会社の就業規則より法律のほうが優先されます。
しかし基本的には、会社のルールである「就業規則」に従うのが社会人としてのマナーです。スムーズに退職するために、就業規則を確認しておきましょう。
ただし「うつ」の症状がひどい場合は話が別です。会社に診断書を提出して、退職を申し出ましょう。診断書があれば、よほどのブラック企業でない限り即日退職できるはずです。
退職理由はポジティブな内容を伝える
退職理由は「ほかにやってみたいことが見つかった」「違う業界にチャレンジしたい」などなるべくポジティブなことを伝えるようにしましょう。
本当の理由が「職場の人間関係がしんどい」「休みがない」だとしても、わざわざ会社や上司の気分を悪くする内容を伝える必要はありません。
本音をぶちまけてスッキリする人もいるとは思います。しかし「うつ」になりそうなほどツライ状況ならば、人と言い争えるような精神状態ではないはずです。
退職日まで穏やかに過ごすために、波風を立てないよう心がけましょう。
退職日まではどんな業務でも積極的に取り組む
退職が決まると新しい業務が任されることはなくなり、雑用が多くなることもあります。適当に扱われているように感じても、腐らずに任されたことを積極的に取り組むようにしましょう。
どんな業務でも必要のない仕事はありません。むしろ雑用はどの職場にも必要な仕事です。ファイリングでも倉庫整理でも、積極的にやれば喜ばれるはずです。
転職の準備を進めておくのがベスト
会社を辞める際は、退職の準備と並行して転職活動を行うべきとされています。ただ新卒の人の中には、退職に関わる手続きと転職を同時進行することが難しい、そんな余裕がないと感じる人もいるでしょう。そこでおすすめなのは、「転職の準備」のみ進めることです。
例えば、「転職サイトに登録しどんな仕事があるか見てみる」のも準備といえますし、自分の得意なことや強みを洗い出すことも後の転職活動の備えになります。または、転職エージェントなどに相談し自身の希望ややりたいことを再確認することも良いでしょう。
転職準備を進めておくことで、辞めてもすぐに転職活動に臨むことができ、次の仕事を始めるまでの期間を短縮することが可能となります。
すでに「うつでツライ」ときは退職代行に依頼しよう
Aさん
Bさん
退職を決意しても「うつ」で会社に行くのがツラく、自分で退職を言い出せないこともあるでしょう。退職代行はそのような人達の味方です。
- 会社に行かずに退職できる
- 上司に会わずに退職できる
- 即日退職できる
- 有給消化ができる
- 未払い残業代の交渉も可能
退職代行を利用すれば、依頼したその日から会社に行くことなく退職可能です。また有給消化や未払い残業代の請求など、自分では言い出しにくいことでもしっかり交渉してくれます。
また退職代行業者への相談は基本的に何度でも無料です。「24時間365日対応」しているところも多いので、仕事の時間が不規則な人でも安心して相談できます。
さらに相談方法は電話やメールだけでなく、LINEも対応しています。「うつ」症状が出ていると相談するのもツラくて、電話だと自分の伝えたいことがうまく伝わらないこともあります。
しかしLINEならば自分のタイミングで返信ができます。そのうえ履歴が残るので後から内容を見返して、相談漏れがないか確認することも可能です。
退職を言い出せないほどツライ状態ならば、退職代行を利用して即日退職しましょう。
退職を失敗しないために!非弁業者には要注意!
退職代行は退職手続きを代わって行ってくれる大変便利なサービスですが、「非弁業者」には注意してください。
非弁業者とは「非弁行為」をする業者のことで、退職代行では「退職に関する交渉」が非弁行為にあたります。非弁業者では有給消化や未払い給与、即日退職といった交渉ができません。
さらに会社が「本人以外からの退職の申し出は受け取れません」という対応をしてきたときに、退職そのものが失敗してしまう可能性もあります。
運営元 | 退職に関する交渉 |
---|---|
民間企業 | × |
労働組合 | 〇 |
弁護士 | 〇 |
上の表でわかる通り非弁業者は民間企業が運営する業者です。確実に退職を成功させるなら、「労働組合」か「弁護士」の退職代行業者を選びましょう。
新卒で退職代行を利用した人の体験談
ここからは新卒で退職代行を利用した人の体験談をいくつかご紹介します。先輩達の実体験をぜひ参考にしましょう。
日常生活で涙が止まらなかった新卒の営業マン
仕事つらいって相談された時、まず最初に「泣いた?」って聞くことが多い。泣いた、と答えられたら即退職を勧めてる。大の大人が日常生活をふつうに過ごしてて泣くのなんて異常だから。職場で泣く、もしくは仕事のことを考えて泣いちゃう人は全員退職してください!大学時代毎日泣きながら過ごしたか?
引用元:Twitter
この方は職場のことを考えると泣けてくるという経験をされたようです。「大の大人が日常生活を過ごしてて泣くなんて異常」という言葉は大変説得力がありますよね。
日常生活をしていて急に泣けてくるのは「うつ」の兆候といえます。苦しみ続けるよりも退職して正解です。
環境が合わなかった新卒の女性
他と比べればいい環境で働けてたのはわかってる
他人や世間から見たら楽な環境でも自分がしんどいと感じたらそれはもうしんどいんよな
引用元:Twitter
この方は周りから「恵まれた環境で働いている」と言われて、退職を悩んだようです。しかし職場環境がいいか悪いか判断するのは自分自身です。
周囲の意見を聞くのも大切ですが、流され過ぎずに自分の思いも大切にしましょう。
退職して可能性が広がった新卒のエンジニア
11月に入り、生き甲斐が増えてきた!職を失って、逆に色んな可能性が広がった感じ!まだまだ、挑戦していく!
引用元:Twitter
この方は「うつ」になるほど悩まされた会社を退職して、自分の人生の可能性が広がったようですね。
最近は働き方が多様化し、転職にこだわらなくても企業やフリーランスで働く人も増えています。「会社で働く」ことに縛られないで、自分の生き甲斐や可能性を見つけていくことは素晴らしいです。
退職してうつから解放された新卒の男性
次が決まっていませんが仕事を辞めました。6月から仕事を辞めたくて、せめて転職先を決めてから辞めようと思っていました。
けれども、休日など仕事以外の時間にも仕事のことで負の感情。冷静に考える余裕がなくなり、気付くと職場で笑えなくなり、涙がでるようになりました。
引用元:Twitter
退職前に転職先を決めておくと、退職後の経済的な不安がなくなります。この方も当初は計画的に退職するつもりだったのだと思います。しかし「うつ」の症状がひどくなってきてしまったため、とにかく会社を辞めて療養に専念することにしたのでしょう。
これは大変賢明な判断です。早い段階で治療すれば、それだけ治るのも早くなります。「うつ」から解放されれば、人生いくらでもやり直しができるはずです。
「新卒だけど仕事辞めたい」うつ病になる前に退職すべき理由と退職方法を徹底解説 まとめ
せっかく入った会社を辞めるのは勇気のいることです。しかし第二新卒を歓迎する会社は多いので、転職を不安に感じる必要はありません。むしろよりよい会社へ行くチャンスです。
「うつ」になるほどツライことを我慢していると心身に影響が出てきます。さらに無理して働き続け心身を完全に壊してから退職すると、治療に時間がかかり社会復帰が難しくなることもあるのです。
自分で退職できないときは退職代行を利用しましょう。退職代行を使えば職場のストレスから解放され、自分の新しい生き甲斐や可能性に出会えるはずです。