医師と連携し患者のケアに当たって下さる、医療業界でなくてはならない立場の看護師さん。
具合の悪い時など天使に見えるというのは、言い過ぎではないと思います。
白衣が制服なので同く白い白鳥で例えます。
白鳥は湖で優雅に水面に浮かんでいるように見えますが、見えない水面下では、一生懸命足掻きをしているとか。
私は、看護師さんも私達には見えないところで様々な努力をしていらっしゃるように感じています。
その職場がクリニックであったら、環境や待遇的に厳しい状況であるため、退職を希望する人が多いようです。
そこで、この記事は円満に退職できるためのテクニックを解説させて頂きます。
- クリニックの看護師の仕事がきつい理由
- クリニックの看護師を辞めたいなら退職すべき理由
- もしも退職できないのなら退職代行オイトマがおすすめ
クリニック看護師を辞めたいなら退職したほうがいい5つの理由
クリニックとは、小規模な医療施設の呼称のひとつです。
診療所を最近は、クリニックと呼ぶようになったようです。
子供さんがいらっしゃるので、夜勤ができない、家のすぐ近所にあるので通勤が楽等、
家庭の事情で、やむなくクリニックで働いていらっしゃるという看護師さんが多くいらっしゃいます。
夜勤もなく日曜日もお休みなので楽勝だと思って、今後クリニックを転職先に選ぼうとしている看護師さんは多いのではないでしょうか。
ただ思っていたのと違うと後で後悔しないため、クリニックの看護師業務についての知識をつけましょう。
- 理由①:労働時間や拘束時間が長い、責任の重圧
- 理由②:人間関係、上司に対する不満
- 理由③:給料が低いことが多い
- 理由④:閉鎖された狭い空間で、ブラック企業になりがち
- 理由⑤:健康被害
理由①:労働時間や拘束時間が長い、責任の重圧
クリニックには入院設備もないし、診察日や診療時間が特定されています。
だけど、診療受付時間内に受け付けてしまった患者さんの診察と処置が終わるまで、看護師は、休憩を取ることも帰ってしまうこともできません。
一般的な会社に勤めている多くの方は、始業、終業、休憩時間が決まっていますが、看護師にそんな自由はないのです。
午前中の患者さんの対応が終わるまで、お昼休みは始まりません。
私がお世話になったクリニックで何度か出会したことがあるのですが、通常のお勤めを終えた後、患者さんは集中的に来院されます。
そのため、私の診察が終わったのが20時頃でも、まだ待合室には10人を超える患者さんが待っていらして、「ここの看護師さんは一体何時にお仕事が終わるんだろう?」と、他人事ながら心配になったことがあります。
診療時間は決まっていても、それを超える患者さんを受け付けてしまった場合、診察時間、つまりは勤務時間を超えての対応が必要になるのです。
平日、プライベートな約束なんてできません。
医療行為は間違ってしまうと訴えられてしまう危険があるので、1日中集中して対応しているだけに、思うような息抜きのできない生活は厳しいと思われる方も少なくないと思います。
理由②:人間関係、上司に対する不満
大きな病院で何十人も看護師さんが働いているなら、人間的に多少合う合わないがあっても、それをあまり気にすることもなく、仕事を回すことは可能でしょうか。
クリニックは、大きな病院と違います。
少ない人数で役割分担の上業務を回し、クリニックとしての利益を得ることが要求されるため、雇用されている人数も最低限に抑えられています。
そんな小さな人間関係の中で、合わない人と毎日助け合って患者の対応にあたる、それは地獄のような毎日だと思います。
それからクリニックは、地域に密着したタイプのものが多いです。
看護師さんも人間です。お話しがあまり得意でない方もいらっしゃるでしょう。
それでも、患者さんに話しかけられた場合、不愛想な受け答えをしてしまうことは、多くのクリニックで許されていません。
患者さんへの対応も業務の一部となるため、医療行為に専念するだけでなく、患者さんののんきなお話しに付き合わされなければならないことを、時に煩わしく思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
理由③:給料が低いことが多い
クリニックには多くの場合、入院設備がありません。
緊急受け入れの対応を行なっているクリニックであれば別となりますが、基本的にクリニックに、夜勤の勤務が存在しません。
夜勤を行えば、夜勤手当も支給されます。
看護師さんのお給料が一般的に高いと言われているのは、夜勤手当が含まれているからです。
日勤しかないクリニックでのお仕事は、病院のお給料に比べて、収入が下がってしまいます。
夜勤の対応ができない事情がある場合は仕方のないことですが、せっかくお給料の良い看護師という職業を選んだのだから、自ら高額なお給金が頂ける機会を捨ててしまうのは、あまりにもったいないです。
理由④:閉鎖された狭い空間で、ブラック企業になりがち
多く見かけるクリニックに小規模なものが多いのは、皆さんもお気づきだと思います。
何事にも経営をしていく上で不要な設備やスペースは削り、規模を小さくすることでコストを抑え利益を得ます。
流石に休憩をするためのスペースがないなんてクリニックはあり得ないとは思いますが、少しだけ気が抜けるのは、トイレの個室の中だけなんてクリニックも多いのではないでしょうか。
小さな空間にいると、周りの人の携帯電話の着信アラーム等その気はなくても気が付いてしまうものです。
そうすると、プライベートな干渉も多くなりがちです。
「誰からのLineなの?」「さっき携帯鳴ってたよ!」なんて、絶対に職場の人に言ってほしくない言葉です。
職場の人間関係とプライベートの人間関係を完全に切り離しているつもりでも、いつのまにか職場の人に見張られているような気分に陥る、そんな環境も生まれやすいのは、狭い空間だからこそです。
理由⑤:健康被害
最近は、色々な感染症が存在します。
インフルエンザ、肝炎、コロナ、サル痘等、ウィルスがいきなり変異し襲ってくるので、
医療のプロで予防対策は万全と言えど、院内感染が発生する昨今です。
クリニックって場所は具合の悪い人達が集まってくる場所であるため、感染リスクも計り知れません。
毎日自分の身を危険に晒して、医療行為に当たって下さる立場には頭が下がる思いですが、
一度かかってしまうと、後遺症で一生苦しまなければいけない病気も多数あります。
仕事というのは、自分の身を削ってまで行う行為ではないと私は思います。本末転倒です。
不安と闘いながらの毎日が楽しいですか。
感染リスクのより低い職場を探し、転職をする行為は、人として当たり前の行動ではないでしょうか。
クリニック看護師は転職しやすい3つの理由
クリニック看護師は様々な経験をしていることから、転職がしやすいです。
その理由は大きく分けて「看護師経験は次に活かしやすい」「看護業は売り手市場」「条件が良い職場は多い」の3つがあげられます。
看護師業は売り手市場なので、あなたにピッタリの職場は数多くあります。
それでは解説します。
- 理由①:看護師経験は次に活かしやすい
- 理由②:看護業は売り手市場
- 理由③:条件が良い職場は多い
理由①:看護師経験は次に活かしやすい
この法律において「保健師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者をいう。
引用元:保健師助産師看護師法
医療行為は、法律により免許を持っている人間にしか行うことはできません。
看護師は、実技も含め専門的な訓練を受け、医療に従事することを許された免許を持つ特殊な方です。
例え家族であっても、看護免許のない人間が注射をする等の医療行為を行った場合、罰せられてしまいますが、
そんな医療行為も行えてしまうのです。
理由②:看護業は売り手市場
看護師という仕事は、体力はもちろん、精神的なタフさも要求されるため、結婚を機に引退してしまわれた方が多く、慢性的な人材不足の業界と言われています。
求人広告の掲載数も多くありますが、看護師資格を持たない人が応募したくても応募できない、専門的な分野です。
高齢化も進み、年齢と共に医療関係にお世話になる方も増えている現在、
看護師の職場は、病院やクリックだけでなく介護業界にも広がり、止まるところを知りません。
合わないなー、辞めたいなーという気持ちを抱えたまま、クリニックで看護師を続ける必要はないのです。
理由③:条件が良い職場は多い
子供さんがいらっしゃる方も働きやすいようにするため、託児所施設を開設する、お休みが取りやすい体制を作る等、慢性的な人材不足を解消するため、医療機関も雇用条件の見直しが進んでいます。
今よりスキルアップするため、今のクリニックが合っていない、お給料が安い等、理由はいろいろあるかと思いますが、自分に合った場所は必ずあります。
ご自身の生活スタイルに職場を選ぶことのできる立場だという事に、早く気がついてください。
クリニック看護師を辞めたい時に行うべき2種類の方法
クリニックの看護師を辞めたいと思った時、何をすべきでようか?
辞めたいと思っても、絶対にバックれをしてしまってはいけません。
きちんとした手続きを踏んで退職することをお勧めします。
そこで、クリニックの看護師を退職する際の2つの退職方法について解説させて頂きます。
方法①:上司に時間を設けてもらい、相談する
会社を辞めたいと思った時、クリニックの経営者に退職の意思を伝える必要があります。
まずは口頭で、自分の気持ちを相談してみましょう。
「人手が少ないから辞めないでほしい」「代わりの人間がみつかるまで続けてほしい」という泣き落としに合うかもしれませんが、それは法律違反です。
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
引用元:民法628条
私の友人の看護師に、1つの職場を退職するために退職願を5回書いたという人間がいます。
「退職届を提出する度に折り曲がって返ってくるんだよ」と過去の話になったので、今では明るく話してくれますが、その時は本当に地獄だったそうです。
彼女は、分かってもらえるまで何度も自分の気持ちを伝え続け、その職場を退職しました。
職場の都合は、職場の責任であって、こちらに非はありません。
辛抱強く、分かってもらえるまでこちらの気持ちを伝え続けることが大切です。
方法②:退職代行に任せる
退社の申し入れをしても、状況の改善もないまま泣き落としに合い、
「明日にでも辞めてしまいたい!」「もうクリニックに通いたくない!」と思っても辞めさせてもらえないことがあります。
そんな時、退職代行をお使い頂けると、話をスムーズに進めることができます。
退職代行なら退職代行オイトマにお任せ
退職代行オイトマなら業界最安値の24,000円であなたの退職をサポートします。
労働組合が運営している退職代行だから退職失敗という状況は発生しません。
また弁護士が監修しているため法律面に対しても安心して利用することができます。
実際にクリニックの看護師を辞めた人の感想
実際にクリニックの看護師を辞めた人はどういう感じなのでしょうか?
実は多くの人が簡単に退職することに成功しています。
今回はその中でも3つの事例を挙げて、解説させていただきます。
体験談①:ストレスの吐口がない
Aさん
午後の診療までの休憩時間は長めにありますが、せいぜい仮眠をとる程度しかできず、
自分の自由にできるような休憩時間ではありませんでした。
病院なので一人で大声を上げるわけにもいきません。
体験談②:重圧の重さ
Kさん
医療行為でミスをしてしまうことは、医療ミスとして患者さんに訴えられてしまうかもしれないので、
いつも緊張感を要求されますが、それをストレスに感じ夜もゆっくりと休むことができない状況でした。
退職代行オイトマを使って友人の看護師がうまく退職したことを聞き、自分も思い切って申込みをしました。
思ったよりもクリックを簡単に辞めることができたので、助かりました。
思い悩む前に、まずは退職代行オイトマに相談をしてみましょう。
辞める辞めないを決めるのは、その後でも十分に間に合います。
体験談③:やりがいを感じない
Iさん
ステップアップができるという内容ではありませんでした。
患者さんとの会話は楽しかったのですがこのままでは自分の成長がないと感じ、
挑戦をするならまだ若いうちかな?と思ったので、転職を決意しました。
最初は退職代行を使う事に抵抗があったのですが、退職する事で揉めたくなかったのでお願いしました。
おかげで誰とも揉めることもなく、無事に退職することができました。
そのため、スキルアップなどやりがいを求める人は長続きしないと思われます。
似たような事例として事務職も同様の理由で退職する人が多いです。
クリニックの看護師を今すぐ退職する方法まとめ
- クリニックの看護師の仕事はとてもきつい
- クリニックの看護師を辞めたいなら退職すべき
- もしも退職できないのなら退職代行オイトマがおススメ