Aさん
Bさん
仕事を辞めたいと思っても試用期中間だと、なかなか気まずく言い出せないですよね。
そんな方の背中を押し、お役に立つような情報を今回は詰め込んでみました。
- 結論:試用期間に退職することは可能で悪いことではない
- 退職代行を使えば試用期間でも即日退職出来る
- 試用期間に辞める事が気まずい場合は、退職代行業者を使う
この記事を書いているのはブラック企業の花屋で勤務経験ありのアラサー会社員です
オイトマスタッフ
前職では店舗責任者をしており、採用した社員さんが次々と試用期間中に退職していく様子を見てきた経験を元に書きました。
今回は『試用期間に辞めるのが気まずい場合の対処方法』を解説します。
仕事をし始めてから日も浅いうちに退職を申し出るのは気が引けますよね。本当に辞めていいものか悩む方もたくさんいると思います。
先に結論から言うと、試用期間中に辞めることは可能です。
本当に辞めたいときは辞めてもいいんだ!と確信が持てるような内容を本記事では書きました。
試用期間中に辞めることのメリットとデメリットも合わせてお伝えして行こうと思います。
オイトマスタッフ
結論:試用期間に退職することは可能で悪いことではない
大前提として、試用期間中に辞めることは全くもって悪いことではありません。
理由は日本の法律で退職することが認められているからです。
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
会社が定める就業規則の中には試用期間中の退職はダメと書かれているものもありますが、そちらは法的拘束力を持たないため、無視してかまいません。
日本のことわざに「石の上にも三年」という言葉がありますが、正直、時代遅れという感が否めません。
現代は職種も多岐にわたり、副業をする人も年々増え続けています。
ひとつのことを長く続けるのが美徳とされるのはこの令和の時代に当てはまるか疑問符が残ります。
自分に合わない会社を嫌々続けるよりはスパッと辞めて次へ移ったほうが時間が無駄にならずに済みそうです。
もしくは思い切って失業保険なども駆使しながら次の転職先をゆっくり考える時間を取ることも一つの手だと思います。
試用期間に会社を辞めるのが気まずい場合は退職代行を使おう
Aさん
Bさん
なかなか退職を言い出せない。けれども日に日に精神的な辛さは増していく。
そんな毎日に終止符を打つ画期的なサービスがあります。
“退職代行”という言葉をみなさんは聞いたことがありますか?
文字通り、“退職者の代わりに退職の手続きを代行してくれるサービス”です。
直接、面と向かって退職を言い出せない方や何か事情がある方の代わりに就業先へ連絡をし、面倒なやりとりを代わりにしてくれます。
退職というのは思い付きで仕事場に行かなければいいという話ではありません。離職票や国民健康保険への切り替えのために必要な書類をもらったりなどと面倒なやり取りがいくつもあります。
その点もしっかりと退職者の権利を守りながら退職を実行してくれる点が退職代行を使うメリットと言えます。
次の章では試用期間でも辞めたほうがいい会社の特徴を大きく分けて4つのポイントに絞ってお伝えできればと思います。
試用期間でも辞めた方がいい会社の特徴をご紹介
新しい仕事を始めるとき、みなさんはどんな心持ちで入社するでしょうか。
求人情報によくあるのは、アットホームな雰囲気の職場の写真。充実した福利厚生についてのアピールであったり。
プラスの面の情報が詰め込まれた求人情報をみて胸を膨らまし、初出勤日を迎える方もいると思います。それでも悲しいことに理想と現実が違うことは多々あります。
その中でも、こんな職場に当たってしまったら退職を考えたほうがいいという特徴を4つピックアップしました。参考にしていただければと思います。
試用期間でも辞めた方がいい会社の特徴4つ
もし、想像していたイメージと実際の職場があまりにもかけ離れていたらどうでしょう。
この先、続けていけるのか不安になりますよね。
そんな中でもこんな会社の場合は即刻、退職を検討した方がいいと思われる会社の特徴を4つお伝えします。
- 入社前に聞いていた条件と内容が異なる
- 職場でパワハラやセクハラが横行していて空気が悪い
- 入社後、全く教育が行われず放置される
- サービス残業があったり、法律を犯している
特徴①入社前に聞いていた条件と内容が異なる
Bさん
入社前に抱いていたイメージとちょっと違う。程度ならまだいいのですが、『仕事内容や勤務地・勤務時間、給与や待遇』が当初聞いていたものと明らかに違う場合、とても困惑しますよね。
落胆のあまり、これから働き続けられるか自信を持てなくなってしまいそうです。
「聞いていた話と違います!」としっかり自己主張できるタイプの人なら問題ないかもしれませんが、なかなか言い出せない方は、戸惑いを抱えたまま働き続けるのは精神的にもかなりキツいかもしれません。
もし少し様子を見ようと思った方は職場の聞きやすい人に、実際の就業環境はどんな様子かを聞いてみましょう。
入る前に聞いていた条件と明らかな相違があるか早めに確認しておいた方がいいでしょう。
見極めるのは早いに越したことはありません。
特徴②職場でパワハラやセクハラが横行していて空気が悪い
Aさん
厚生労働省の調べによるとセクハラは減少傾向にあるものの、パワハラや妊娠・出産・育児休業・介護休業等ハラスメントはまだ横ばいで存在してるとのデータが出ています。
上司が日常的にパワハラをしている場合、周りの人たちも事なかれ主義で流していてそれが当たり前の状態に陥ってる可能性があります。
セクハラに関しては特に発言権の少ない新入社員を狙って性的な発言をしてくる上司がいる場合もあります。
そのような劣悪な職場に当たってしまった場合、新入社員であるあなたがその現状を変えるのはかなり厳しいと言えます。
職場で受けたハラスメントが原因で精神的な病気を発病した場合には、労災保険の対象です。
もしセクハラやパワハラを受けた場合は速やかに各専門機関や専門家に相談しましょう。
特徴③入社後、全く教育が行われず放置される
Bさん
これは実際に筆者がこのような仕打ちを受けたことがあります。
ホテルでの飲食サービスの派遣の仕事で研修は本社で受け、実際に派遣先のホテルに出社したら誰も教育係がおらず、なにも勝手がわからないまま一日を過ごしました。昼食をとる場所もわからずとても辛い思いをしました。
また、ある職場では、前任者から引継ぎが行われず、業務内容が全く分からないまま仕事を任される場合もあると聞きます。
せっかく心機一転入社した就業先で全然歓迎されていないような仕打ちを受けるのは悲しいですよね。
教育体制がしっかりとしていない会社で働いても成長できる可能性は低いと思います。一度上司に教育体制に対して相談をし、改善が見られないようなら迷わず退社しましょう。
特徴④サービス残業があったり、法律を犯している
近年では法制度の改革などもあり、労働環境が改善されてきたと聞きますが実際はどうでしょうか。
大手企業、ホワイトな企業では改革の影響がみられても、末端の会社にまで行き届くのにはまだ時間がかかりそうです。
タイムカードは定時に切らせておいてそのあとも働かせられたり、家に仕事を持ち帰ってる場合も同じく法律を犯しているといえます。
中堅以上の立場の人がサービス残業をして、新人のうちは早く帰らせてもらえる職場も要注意です。いずれは自分もそのような扱いを受ける可能性が高いからです。
休日出勤しているにもかかわらず「休日出勤手当」がついてない場合も、労働基準法違反なので泣き寝入りせずしっかり声を上げるのが賢明だといえます。
退社してから2年以内であれば残業代を請求できる可能性もあるので弁護士などへの相談も検討しましょう。
試用期間中に自分で退職を伝える方法と注意点
それではいざ、退職を決意した方へ。ここからが一番ハードルが高そうです。
退職を申し出る本番、なるべくスムーズに退職の意を伝えられるように、ポイントを2つお伝えします。
- 退職理由は嘘でもいいが出来るだけ正直に伝える
- 引き留められても退職の意志を伝え続ける
退職理由は嘘でもいいが出来るだけ正直に伝える
一つ目のポイント、できるだけ正直に伝えることです。
Bさん
ごもっともだと思います。退職の意向を伝えた際、スムーズに辞められたらラッキーですが
中には引き留めに合うことも考えられます。申し出てから実際に退職するまでの間、とても気まずい思いをすることもありそうです。
引き留められた場合のことも考えて後々、話の筋が通るようになるべく嘘は使わず本当のことを伝えたほうが結果として退職を遂行できる可能性は高いと思います。
ただ、そもそも働く上での心配事や相談事を言いやすい雰囲気であれば試用期間中に辞めようとは思いませんよね。
退職を切り出すなんてもってのほか、と思えるくらい雰囲気の悪い職場では言い出すことが難しいかもしれません。でも無理して働き続ける間にもあなたは心身ともに消耗してしまいます。
もし、どうしても自身で退職の意向を伝えづらいのであれば退職代行という手があることを頭の中に入れておきましょう。
第三者を通すことでスムーズに、気兼ねなく辞められると思えばとてもいいサービスだと思います。
引き留められても退職の意志を伝え続ける
この記事をここまで読んで頂いているということは、もうすでに退職が頭をよぎり、あとは実行する踏ん切りをつけるかどうかという段階の方もいるかと思います。
少しの改善点を直してもらえればこの仕事を続けたい、と思っているのであれば上司に時間を取ってもらい話し合うのも手かもしれません。
Aさん
そんな方はなるべく早めに退職希望を上司に伝えましょう。その際に引き留めに合う確率はとても高いです。
働きづらい職場は大抵の場合、仕事内容がキツかったりして慢性的に人手不足であることも多いと思いです。
上司のメンツ的にも退職者が出るのはよろしくないこととされているので引き留めに合う可能性は十分にあり得ます。
なので、引き留めに合うかもしれない。ということを念頭に置いて退職の意思を初志貫徹で伝え続けましょう。
試用期間中に退職することのデメリット
そうは言っても試用期間中に退職することのデメリットがあるんじゃないの?
確かに短い期間で退職してしまうと生じるデメリットは何点かあると思います。その中でも代表的なポイントを2つ、お伝えできればと思います。
- 試用期間中に何度も辞めると転職で不利になる
- 入社後すぐの退職なので身内に心配される
①試用期間中に何度も辞めると転職で不利になる
試用期間中に辞めることが何度か続いた場合、次の転職で不利になるか?
結論から言うと、少なくともプラス要素とは言えないと思います仕事の続かない人というイメージは良いものではありません。できれば履歴書に書きたくないという気持ちも理解できます。
確かに、「入社してすぐに辞めた」ということが職歴書から見て取れると、面接官は「忍耐力のない人かもしれない」という印象を受けるかもしれません。
しかし、短期間での転職があったからといって、それがそのまま採用の合否を左右するわけではありません。
面接の前に、しっかりと辞めた理由や転職を決意した理由をあらかじめ用意しておくのが無難だと思われます。
②入社後すぐの退職なので身内に心配される
同世代の人になら話しやすい退職のことでも親世代の人となると話は別です。
短い期間での退職はまだ、悪いイメージが持たれているのかもしれません。世代にもよりますが家族から心配される可能性は十分考えられますね。
ですが、心配をかけたくないあまり、あなたが無理をして体調などを崩されては元も子もありません。
Bさん
そんな場合はぜひ退職代行の利用を検討しましょう。労働組合に加入している会社であればなお、安心です。
退職代行を使えば試用期間でも即日退職できると聞いて「ホントかな、当日はさすがにまずいんじゃない?」
と思われる方も多いと思います。ですが実際のところ多くの方が即日退社を成功されています。記事の冒頭で前述したとおり退社は労働者に認められている権利だからです。
もし直接上司に言うのが気まずい、荷物を置いてきているのでどうしたらいいかわからない。という方はその面倒事を一手に引き受けてくれる退職代行を利用してみましょう。
退職にまつわる手続きの憂慮するポイントを一個一個解決しながら退職できるのはとてもありがたいですよね。
事後のトラブルも対応してもらえるサービスを使った方がお値段以上の安心が得られるかもしれません。
試用期間に辞めるのが気まずい場合の対処方法まとめ
「辞めます」というただそのひとことが言えない余り、どうして人はこんなにも悩むのでしょうか。
「気まずい」というありもしない感覚がまとわりついている毎日が辛いですよね。
- 面と向かって退職を言い出すのが気まずい
- 人手不足で自分が辞めたら迷惑をかけるのが目に見えている
- お世話になったので辞めたいと言い出しづらい
そんな現状で辞めたくても辞められず、我慢している方がとても多いと思います。
それでも心の声は無視していくうちに、どんどん大きくなってくると思います。最悪の場合、うつ病などの病気にも発展しかねません。
そんな事態になる前になるべく早めの退職をおすすめします。
もし、どうしても気まずくて言い出しづらいのであれば、退職代行を利用するのがおススメです。依頼者に代わって退職の手続きを全て行ってくれます。
退職代行サービスを利用するなら労働組合の「交渉権」を持った業者を選ぶことをお勧めします。
- 確実に素早く退職できる
- 合法的に処理するのでスムーズに辞められる
- 退職代行に依頼したその日から出社する必要が無くなる
退職代行はスマホから電話やLINE(メールでも可)で相談できます。
無料で相談も行っているので心配事は事前に問合せてから利用するか決めてみましょう。