職場にはいろいろなタイプの人がいます。またプライベートとは違い上司や派閥など特有の人間関係もあり、業務を円滑に進めていくには「関わっていくしかない」状況も多くあることでしょう。しかし人間関係がめんどくさいと仕事に支障が出てきますし、体や心に影響が出ることも考えられます。
この記事では職場で人間関係がめんどくさくなる原因やめんどくさい時の対処法を紹介します。最後まで読んであなたの状況に合った対処法を参考にしてください。
職場で人間関係がめんどくさいと感じる原因7選
職場にはプライベートと違う特有の人間関係があり、悩みやストレスを抱えている人も多いでしょう。なぜめんどくさいと感じるのか原因を探っていきましょう。
- 上司に気を使いすぎてしまう
- 部署内での業績争いがしんどい
- 職場が古い体質で派閥などの権力争いがある
- 嫌な上司・同僚がいる
- 気の合う同僚がおらず誰にも相談ができない
- 頑張っているのに結果がでない
- プライベートで楽しみなことがない
上司に気を使いすぎてしまう
Aさん
まず一番に考えられるのは上司へ気を使うことでしょう。職場では立場が上の人とも関わっていかなければいけませんし、立場が上の人には多少なりとも気を使うのは当たり前といえます。
しかし気を使いすぎる性格の人の場合「自分をよく見せたい」という気はなくても、無意識的に「相手にどう思われているか」を常に気にしているはずです。上司の顔色を伺いながら、四六時中気を使いすぎるとしんどくなります。
部署内での業績争いがしんどい
Bさん
会社の業績が上がらないことには昇給や賞与はありません。それはわかっていたとしても、同じ部署内での営業成績やノルマの達成率争いはプレッシャーを感じますし、気にしすぎるとしんどく感じるでしょう。
また同期の昇格は意識しなくても耳に入ってくるので、先を越されると焦りを感じるはずです。
ライバルがいると「目標ができ、仕事にやる気が出る」と感じる人がいる一方で、「焦りとプレッシャーでツライ」と感じる人も多いようです。
職場が古い体質で派閥などの権力争いがある
Iさん
人間関係がめんどくさいと感じるのは、大企業や古い体質の会社によくある派閥のせいということもあるでしょう。
社内が派閥やグループによって分かれていると、本来協力しなくてはいけない部署同士の関係が悪くなったり、同じ職場内でも従業員の間の風通しが悪くなったりということが起こります。どんなに派閥に属するのが嫌だとしても、会社にいる以上関わるしかないためしんどくなることもあるはずです。
嫌な上司・同僚がいる
Tさん
プライベートと違い、職場では付き合う人を選ぶことはできません。上司や同僚と良好な関係を築くことができれば問題ないですが、全ての人とうまくやっていくのは難しいでしょう。
職場には「高圧的」「無責任」「感情的」などいろんなタイプの人がいます。大勢の中に1人や2人であれば、気にならないかもしれません。
しかし苦手なタイプの人がたくさんいたり、一緒に仕事をしなくてはならなかったりすると常にストレスを感じることになります。そのために人間関係がめんどくさくなることもあるでしょう。
気の合う同僚がおらず誰にも相談ができない
Iさん
同僚はプライベートの友人とは違いますが、職場内で共通の考え方を持った同僚がいると大変心強く感じます。一方仕事で悩みを抱えてしまったときなど心を開ける同僚がいないと、職場で孤独を感じてしまうことでしょう。
精神的につらいときに励まし合ったりアドバイスをもらったりする相手がいないと、気持ちのはけ口がなくてしんどくなるかもしれません。
頑張っているのに結果がでない
Uさん
既に作業内容が決まっており、チームで動いている場合、指示されたとおりに動くことで仕事を進めていくことができます。
一方で働きはじめで難しい作業をやっていたり、新しい企画に挑戦する場合、なかなか満足の行く結果を生み出すことができない場合があります。
このように結果がでない状態が続いてしまうと、自分の方向性が本当に合っているのかわからなくなり、仕事がとても面倒に感じてしまうことがあります。
このような場合は上司や同僚に相談してみたり、細かい目標を設定して1つ1つ達成していくことで面倒に感じにくく、やりがいをもって仕事ができるようになります。
プライベートで楽しみなことがない
Aさん
現在の仕事が大好きで楽しいから、それが生きがいという人はなかなかいません。
多くの人は、自分自身の生活や家族のために働いているのではないでしょうか。
仕事ばかりの日々が続くと「何のために頑張って何のために生きているのだろう」という感情になってしまう可能性があります。
仕事が辛かったり面倒だと感じている場合は、休日に自分へのご褒美を設定したり楽しみを見つけることで、作業に取り組みやすくなります。
人間関係がめんどくさいと感じた時の心理状態
人間関係がめんどくさいと感じた時の心理状態にはいくつかパターンがあります。
- 他人と自分を比較して劣等感を感じている
- 素の自分でいられないことに疲れている
- 言いたいことを言えずに我慢している
- 相手に合わせてばかりで疲れる
- 自分の時間を奪われた
原因は人それぞれですが、誰もが何かしら人間関係によって大きなストレスを受けた結果
人間関係をめんどくさいと感じるようになるようです。
他人と自分を比較して劣等感を感じている
Aさん
Bさん
自分に自信があれば「自分は自分、人は人」と割り切ることができます。
しかし自信がないと人と自分を比較してしまうことがあるでしょう。
デキる人の優れたところと自分のダメなところを比べて「自分は人より劣っている」と感じると、
ますます自分に自信が持てなくなり意見や提案を出しにくくなります。
人間は職場だけに関わらず「助かったよ」「ありがとう」など、自分は価値のある存在であると
周囲から評価され、認められたいと思っています。
逆に人との比較によって「役に立たず」「迷惑になっている」と思い込んでしまうと、
同僚達との距離感を感じて人間関係がめんどくさくなるようです。
素の自分でいられないことに疲れている
もちろん職場で素の自分を全部出せている人は少ないと思います。
自分と考え方や価値観の違う人達と付き合っていかなくてはいけませんが、
できるだけ職場では円滑なコミュニケーションを取って過ごしたいものです。
ところが自分のことでなくても職場で陰口や悪口を言う同僚がいると、
その人のことが気になってますます素の自分が出せなくなってしまいます。
「ありのままの自分を見せる=弱みを見せる」ということにもなるので、
周囲の人を信用できないと素の自分を出すなんて怖くてできません。
話す言葉や行動にいちいち気を使ったり、弱みを握らせないように気を配ったりしなくてはいけない職場に
毎日出勤しなくてはいけないと考えるだけで憂鬱で、人間関係がめんどくさくなります。
言いたいことを言えずに我慢している
自分の意見を言わずに我慢する人も、人間関係がめんどくさくなりがちです。高圧的な人や自己主張が激しい人がいると、自分の言いたいことが言えなくなってしまう人も少なくないはずです。
例えばミーティングなどで意見を求められても
Kさん
Tさん
自分の意見を否定されたり、しょうもない意見だと切り捨てられたりするのが怖くて、発言できません。
ミーティングが終わっても、意見を言えなかった自分に対して自己嫌悪でモヤモヤし続け、ストレスが溜まってくでしょう。
また言いたいことを言わないでおくと、周囲から「仕事のやる気がない人」のレッテルを
張られることもあります。
意見を言える雰囲気ではないだけでなく、勝手に「やる気がない」と思われてしまうと
人付き合いがめんどうに感じられます。
相手に合わせてばかりで疲れる
人に気を使えるのは悪いことではありません。しかし何事にも限度が大切です。
人の顔色をうかがったり、常に周りの空気を読んで行動したりしていては疲れてしまいます。
残業や業務の交代を頼まれてなんでも「いいですよ」と引き受けているということはありませんか?
最初のうちはみんな感謝してくれますが、そのうち「〇〇さんならやってくれる」「〇〇さんなら断らない」と当たり前のように押し付けてくるようになるでしょう。
人の顔色をうかがう人は断れない人でもあるので、どんなに押し付けられても引き受け続けますが
「なんで自分ばかり?」「自分だけ損してる!」と思うようになるはずです。
周りの空気を読んで相手に合わせてばかりいるとストレスが溜まり、人間関係がめんどくさくなります。
自分の時間を奪われた
やらなくてはいけない仕事があるのに延々と愚痴や自慢話を聞かされたり、
不必要に長い指示や指摘を受けたりすると、ただ時間が無駄に過ぎていているような感じがします。
その結果自分は残業をする羽目になったのに、さんざん話していた相手が定時で退勤すると
もうなにもかもがめんどくさくなってしまいます。
同期や友人なら「今忙しいから」の一言で話を終わらせることができます。しかし上司や先輩、長年勤めているパートお局様などが相手だと断ることもできず、ただ話の標的になるしかありません。
しょっちゅう長話で邪魔されるとそのたびに仕事が中断され、仕事のモチベーションが下がってしまいます。
時間も仕事のやる気も奪われるような人間関係はめんどくさいです。
職場で人間関係をめんどうにさせる人の特徴5つ
職場で人間関係をめんどくさく感じるのは個人の感じ方だけではなく、その中心には「面倒にさせる人」が必ずいます。
- 細かい人
- 自己中心的な人
- 上から目線な人
- 感情の起伏が激しい人
- モチベーションの低い人
仕事なのでいろいろな人と付き合っていくことは仕方ありませんが、めんどくさくさせる人がいると
人間関係に疲れることもあるでしょう。
細かい人
業務の中で自分の気づけなかった間違いなどを見つけてもらえることは、ありがたいことです。
しかし度を超えて細かい点を指摘したり、どうでもいいことにこだわったりする人はわずらわしく感じることもあるでしょう。
- どうでもいいポイントにこだわる
- 自分のルールを押し付けてくる
- 1から10まで指示してくる
自己中心的な人
自己中心的な人は自分にリーダーシップがあると勘違いしている人が多く、自分の考え方や行動で周囲を振り回します。また相手の空気を読まずに話しかけてきたり、プライベートな話題にもぐいぐいと入ってきたりすることも平気です。
さらに自己中心的な人は周囲が「どのように思っているのか」と考える想像力に乏しいです。
そのため人を傷つけることはそのまま口にしますが、自分が傷つけられることは許せません。
- 自分のやり方で周りを振り回す
- 自分が先頭に立ちたがる
- 自分が一番正しいと思っている
なにより自己中心的な人の厄介なところは、「自分が自己中心的」だと思っていないところです。
上から目線な人
上から目線な人は人の上下や優劣の順位を付けたがり、自分が上にならないと気が済みません。
上から物を言ってくる人は他の人から認められるような度量がないため、自分で自分を持ち上げて偉く見せることに必死なのです。
- 自慢話が多い
- 態度やふるまいが高圧的
- なんでも否定する
- 特別扱いされたい
感情の起伏が激しい人
感情の起伏が激しい人がいると、気分で指示や言うことが異なり業務がやりづらくなります。
- その場の感情だけで行動する
- 気分で言うことがコロコロ変わる
- 機嫌が悪いと八つ当たりする
機嫌がよかったり悪かったりするのはその人の勝手です。しかしこのタイプの人は職場の雰囲気に影響を及ぼすので、距離を置いたとしてもめんどくさく感じるかもしれません。
モチベーションの低い人
仕事へのモチベーションが低い人がそばにいると、仕事のやる気を損なわれます。
モチベーションの低い人は仕事に目標がないためやる気のある人が好きではありません。
そのため「しんどい」「やめたい」など口に出し、自分側に人を引き込もうとします。
- 目標がない
- 集中力がない
- 自信がない
- やる気のなさを表に出す
- ネガティブな発言が多い
またモチベーションの低い人は「自分なんて…」と自分を否定することで、周囲に慰めてもらおうとすることも多いです。いちいちそのペースに付き合わされることも、めんどくさく感じる原因でしょう。
職場の人間関係がめんどくさいことがもたらす悪影響3つ
職場の人間関係がめんどくさいことで、あなたにも悪影響が出ています。
- 仕事のやる気が湧かなくなる
- 職場にいる意味がわからなくなる
- 自分の意見を言えなくなる
仕事のやる気がなくなると、会社へ行く意味がわからなくなることもあるでしょう。また疎外感を感じて自分に自信が持てなくなり、自分から意見を言えなくなってしまうことも考えられます。
仕事のやる気が湧かなくなる
空気を読まないタイミングでの話に時間をとられたり、1から10まで指摘をされてがんじがらめにされて仕事が進まなかったりすると、自分のペースが乱されて仕事のやる気を奪われることがあります。
もちろん仕事はいつでも順調というわけでなく、ミスやトラブルがあって注意を受けることもあるでしょう。そして通常なら指摘箇所を改善することで、仕事にも生かされてくるはずです。
しかし周囲を振り回すタイプのめんどくさい人から聞く話や受ける指摘は無駄な場合も多く、かえって仕事のやる気が湧かなくなるかもしれません。
職場にいる意味がわからなくなる
仕事のやる気がなくなってしまうと疎外感を感じて、職場にいる意味がわからなくなることもあります。
またネガティブな発言や高圧的な態度、人の悪口を聞いていると職場自体に不快な印象を持ってしまい、出社するのが嫌になるとことも考えられます。
自分の意見を言えなくなる
職場はプライベートとは違い、自分の思ったことを何もかも言える人はほとんどいないはずです。誰もが円滑に業務を回すため、伝え方に工夫をしたり何らかの我慢をしたりしています。
しかし高圧的な人や感情の起伏が激しい人がいると、必要以上に意見を「受け入れてもらえない」「理解してもらえない」という状況が起き、自分の意見を言うことを諦めてしまう人もいるでしょう。
意見を言うことは業務の向上はもちろん、自分自身の成長のためにも大切なことです。意見を言えなくさせるタイプの人は、業務だけでなく同僚の成長も妨げているのです。
人間関係がめんどくさいと思った際の対処方法
人間関係をめんどくさく感じたとき、いったいどのように対処すべきなのでしょうか。ただ自分を押し殺して我慢しているだけでは、いつか限界がきてしまいます。
- 関わりを最小限にする
- これも仕事のうちだと割り切る
- 話しをするときは聞き役に回る
- 何が面倒だと感じるのか冷静に考える
- プライベートの時間を楽しんでメリハリをつける
- 社外のコミュニティに参加してみる
- あたらしいことに挑戦してみる
- 意見を信じる人を決める
- 一度しっかりと話し合ってみる
- スキルを身に付けて自信をつける
- 人間関係のめんどくささに我慢できないなら退職もアリ
関わりを最小限にする
めんどくさい人とはなるべく距離を取りたいところですが、仕事を円滑に進めるためには最小限の関わりを持つ必要があります。
- 挨拶
- 業務の報告・連絡・相談
- 感謝・謝罪の言葉
休憩時間に会話をするなど、高いコミュニケーションは必要ありません。
しかし挨拶や感謝の言葉などは、仕事上でなくても人間関係を円滑にするための大切なコミュケーションです。毎日の挨拶や些細なことでも感謝をしていると相手に良い印象を与えるので、めんどくさい人の悪口やネガティブな会話の的にされることもないでしょう。
さらに報告・連絡・相談は業務に必要であることはもちろんですが、情報を共有することは相手を尊重していることになります。当たり前のことですが、些細なことの積み重ねが大切です。
これも仕事のうちだと割り切る
めんどくさい人に関わるのはしんどいです。しかし「めんどくさい人に関わるのも仕事のうち!」と割り切って、他の感情は抑えるようにしましょう。1対1の人間だと思うからしんどいのです。
めんどくさい人と付き合いも仕事の一環だと考えれば、意外と腹が立たなかったり落ち込んだりすることもなくなるはずです。
また落ち込むことがなくなると自然と自分に余裕ができ、冷静に周囲を見ることができます。そのためめんどくさい相手にも落ち着いて対応できるようになり、相手の行動や言葉に流されなくなるでしょう。
話しをするときは聞き役に回る
「口は災いの元」と言われるように話しの内容は相手の受け取り方によって、自慢になったり悪口になったりします。うっかり揚げ足をとられたり根掘り葉掘り聞かれたりしないように、自分から話題を提供しないほうがいいでしょう。
全く会話に入らないのは不自然になりますので、客観的な説明をする程度にとどめながら聞き役に回ることが大切です。
何が面倒だと感じるのか冷静に考える
仕事や人間関係でうまくいかないことが続くと、ネガティブになりやすくなります。
そうなってしまうと「前に嫌な事を言われた人だから今回も嫌味を言われるのでは?」と考えたり
「この作業はこの前も失敗しているからどうせまたできない」という思考になってしまいがちです。
このように想像だけで仕事が面倒に感じている場合、本当に面倒なことは何なのかを
冷静に考えるようにしましょう。
本当に面倒だと感じていることと、その原因を明確にすることで、その対処だけに集中できて思っていた以上に早く、簡単に悩みや不安が解決できる可能性があります。
どうしても客観的に自分の状態を判断できないという場合は、信頼している上司や先輩に
相談してみるのもおすすめです。
プライベートの時間を楽しんでメリハリをつける
人間関係は自分だけの問題ではないため、こちら側が改善しようと思っても相手が変わらなければ
嫌な思いをするだけです。
そのような場合、上記で説明したように仕事だからと割り切る方法もありますが、
プライベートの時間をしっかりと楽しんでリセットすることが大切です。
大切なのは、プライベートの時間は仕事のことを完全に忘れ、メリハリをつけて楽しむということです。
自分なりに人間関係を改善しようとしたのであれば、それ以上あなたが悩み苦しむ必要はありません。
切り替えてしっかりとプライベートを楽しみましょう。
人間関係に関しては自分だけの問題だけではありません。あれこれ考えたところで、
改善できることのほうが少ないです。
それならプライベートの時間を好きなだけ楽しんだほうが、気持ちが前向きになり
人生にとってプラスになるでしょう。
プライベートの時間を充実させるには、時間やタイミングで割り切ることが大切です。
- 仕事よりもプライベートの予定を先に入れる
- 自分のノー残業デイを決める
- 「朝活」をする
自分時間を充実させられれば、めんどくさい人間関係も乗り越えられるかもしれません。
社外のコミュニティに参加してみる
職種や会社の規模にもよりますが、基本的に仕事は同じ職場の先輩や上司、後輩と進めていきます。
毎日同じ人と一緒にいると考えがなどが偏ってきてしまい、客観的に判断することが難しくなります。
そのような場合、社外のコミュニティに参加してみるといいでしょう。
全く違う考えをもっている人と話したり体験することで、今までにはない視点から
職場の現状や人間関係を見ることができようにになります。
気分転換にもなり、新しい考え方で仕事に取り組むヒントと出会えるかもしれません。
また社外の人だからこそ、本音で話せる人が見つかるかもしれません。
自分に適したコミュニティを見つけ、相性のいい人たちだけとつながる時間を作れば、今よりずっと生きやすくなるはずです。
あたらしいことに挑戦してみる
人間関係が面倒に感じる原因の1つに、生活環境のマンネリ化があります。
今の生活に慣れすぎてしまうと、全てが退屈に感じやすくなることから人間関係なども面倒になりがちです。
そのような場合、新しいことをはじめてみることも対策の1つです。
資格取得など、仕事に役立つことはもちろん新しい趣味を始めたりすることで、生活に楽しみが増え
人間関係などを気にしている時間が少なくなります。
また、仕事で評価につながる可能性があり、キャリアアップにも役立ちます。
意見を信じる人を決める
仕事をしていて、先輩や上司によって言っていることが全く違う場合があります。
特に技術職等の場合、自分の経験を基に話をしているので、やり方などが全く違います。
そのような職場で全員の言うことを聞きすぎると、全員に気を使うことになりとても面倒です。
ある程度仕事に慣れてきたあとは、人間性なども含め「この人の言うことを信じてみる」
という人を決めてみましょう。
そうすることで、他の人の言うことは表面上でしか相手をしなくていいので、考えすぎずに済みます。
一度しっかりと話し合ってみる
仕事中に相手のふとした一言や行動で、傷ついたり落ち込んだりすることがあります。
そのような言動がきっかけとなり、相手を嫌いになることで人間関係が面倒になってしまいます。
ですが、中には相手に悪気がなかったり自分にはない考えがあり動いている可能性があります。
仕事上、どうしても一緒に動かないといけない場合などは、正直に過去に傷ついた出来事や納得のいかないこと、自分の考えを話し合ってみると人間関係を改善できるかもしれません
相手の考えを理解することで、普段の仕事が進めやすくなり人間関係が面倒だと感じにくくなります。
また、しっかりと話し合った上で考え方や意見が合わなかった場合においても「この人は自分に合わない」
と切り替えることができます。
スキルを身に付けて自信をつける
スキルを身につけて自分に自信をつければ、自分の言いたいことを言えるようになるかもしれません。
資格を取ることはもちろん、新しい習いごとや趣味をはじめてみれば生活が充実して仕事の人間関係に悩む暇がなくなるはずです。人間関係のことを考えなくなると精神的に楽になりますし、新しいことをして自分が成長することで自然と自信がついてくるでしょう。
また仕事に役立つ資格を取れば評価につながり、昇給や出世できる可能性があります。出世すれば職場の立場的にも自信を持つことができ、「言いたいことが言えない」「相手に合わせなくてはいけない」といった息苦しさから解放されるはずです。
さらにスキルを身につけることは職場の人間関係への対処だけでなく、今よりもいい会社への転職を検討するきっかけにもなります。趣味で始めたことが人生を変えることになるかもしれません。
人間関係のめんどくささに我慢できないなら退職もアリ
職場にめんどくさい人があまりに多い場合や、対処するのに疲れてしまったときには退職するのもいいでしょう。なぜなら職場環境や人間関係の根本はどんなに努力をしても、変えることは難しいからです。
- 職場に相談できる人が誰もいない
- 報連相といった業務上のコミュニケーションが破綻している
- 体調や精神面に異変が起きている
このようなことが起きているときは、我慢し続けずに退職してしまいましょう。無理をして働き続けて体を壊してから退職すると回復するまでに時間がかかり、再就職が難しくなる場合もあります。体を壊した上に経済面まで不安定になるのは、人生にとってマイナスでしかありません。
もし上司が高圧的であったり強い引き止めにあうことが予想されたりする場合は、退職代行を利用するのも手段の一つです。退職代行は依頼者に代わって退職の意志を伝えてくれるサービスです。
- 即日退職にも対応している
- 上司に直接会わずに退職できる
退職代行を利用すれば、会社の規模やブラック企業など会社の体質に関係なく退職することが可能です。
ただし退職代行業者でも「非弁業者」は会社との交渉権がありません。そのため会社側が「退職代行での退職は受け付けません。本人と連絡を取ります」と強い態度に出てきたときに交渉ができず、退職自体が失敗する可能性があります。
確実に退職を成功させるためには、交渉ができる「弁護士」か「労働組合」が運営している退職代行業者に依頼するようにしましょう。
運営元 | 交渉 |
---|---|
弁護士 | 〇 |
労働組合 | 〇 |
民間企業 | × |
「いい人」になりすぎると人間関係が面倒くさくなりやすい
人間関係が面倒に感じる原因としてよくあるのが、上司や先輩への気疲れと
職場に気の合う人が見つからないということです。
ですがこれらの原因は自分にあるかもしれません。
「いい人」を意識しすぎて余計に気を使いすぎて、やらなくてもいいことまでやってしまっている人は
多くいます。
「いい人」から抜け出すポイント
「いい人」とは周りからの視線や評価を気にしすぎる人のことを言います。
誰からも嫌われたくないし、勝手に「こうであるべき」という固定概念をもってしまい、本来仕事とは関係ないことを意識しすぎてしまい余計に人間関係に疲れてしまいます。
このような「いい人」から抜け出すポイントは2つあります。
好かれようとしない
上司や先輩と仕事をしている以上、多少の気遣いはもちろん必要ですが、好かれる必要はありません。
仕事をしにきている以上、作業やその先にある結果に集中しましょう。
自己中になりすぎるのはよくありませんが、まずは自分の目的を第一に考えて周りからの
視線や評価を気にするのは辞めましょう。
最初は難しく感じるかもしれませんが、意識するだけでも人間関係のストレスが軽減できます。
仕事や結果に集中する
上記で説明したように、仕事は学校と違い仲良くみんなで楽しむことが目的ではありません。
余計な人間関係に意識を向けるのは完全に間違っています。
自分の仕事の目標や結果に集中して作業を進めていきましょう。
また、上司という立場で人間関係などを含め職場全体を仕切ったりする必要がある場合も
「嫌われたらどうしよう」などと考えず、思ったことがあればそのまま伝えるようにすることで「いい人」から抜け出すことが可能です。
職場の人間関係でストレスを溜めない方法
職場の人間関係が面倒だと感じる原因はストレスにあります。
そのため、人間関係でなるべくストレスを溜めない方法を実践してみることで面倒に感じにくくなります。
その方法は3つあります。
- 職場の人間関係は面倒なものと割り切る
- 自分自身に集中する
- 相手の見方を変える
この3つの方法について詳しく解説していきます。
職場の人間関係は面倒なものと割り切る
人間関係は自分だけが改善しても、相手が変わらないと意味がありません。
また、なるべく関わらないとしようとしても、職場が同じ場合はなかなか難しいと言えます。
そのような場合、仕事だからと割り切るのも人間関係でストレスをためない方法です。
割り切って切り替えることで、その人の言動に影響を受けにくくなり仕事に集中しやすくなります。
人によってどうしても合わないタイプの人はいるので「あの人はそういう人」だと割り切るようにしましょう。
自分自身に集中する
人間関係で嫌なことがあると、実際には何も言われていないのに嫌な想像をしてしまったり空想するだけで
疲れてしまう人は多くいます。
また、嫌いだからこそ余計に意識してしまい、自分には関係ないことであってもチェックしてしまうものです。
このような場合、自分がなんのために会社に来ているのか、最初の目的は何だったのかを思い出し、
それに集中するようにしましょう。
自分の仕事や結果だけに集中し、影響がないのであれば気にしないようにします。
そうすることで余計なことを考えずに済み、人間関係で面倒に感じにくくなります。
相手の見方を変える
職場で人間関係に迷った場合、一度その人の見方を変えるのもストレスを溜めないために有効と言えます。
嫌いなところばかりを見るのではなく、頑張っているところや長所などが少なからずあるはずです。
苦手な人の知らない部分を見つけてみることで、こだわりや考えがわかり、どう接すれば良いのかが
見えてくるようになります。
嫌いになったきっかけは相手にあったとしても「嫌いな人」というイメージを持ちながら接していることが
それ以降の人間関係を悪くしている原因かもしれません。
職場で人間関係がめんどくさいと感じるときの対処法を徹底解説まとめ
職場には「細かい人」「自己中心的な人」「上から目線な人」など、いろいろなタイプの人がいます。
しかしプライベートと違い付き合う人を選ぶことはできず、職場での業務を円滑に進めるためにはうまく付き合っていくしかありません。
なるべく距離を保ちながら、挨拶をすることや感謝の気持ちを伝えるなど必要最低限のコミュニケーションをとるように努めましょう。まためんどくさい人と付き合っていくことも業務の一環と割り切れば、何を言われても意外と腹が立ったり落ち込んだりしないものです。
もし職場での人間関係のせいで体調や精神面に異変が出ているときには迷わず退職の道を選びましょう。働ける会社は今勤めている会社だけではありません。
自分で退職を申し出にくい状況の場合は、退職代行を利用するのも手段の一つです。退職代行に依頼すれば、どんな会社でも上司に直接会うことなくスムーズに退職できます。無理をしすぎて心身を壊すような手遅れになる前に、決断するようにしましょう。