パートが体調不良で欠勤後そのまま退職することは可能?伝え方や注意点を徹底解説!

パートが体調不良で欠勤後そのまま退職することは可能?伝え方や注意点を徹底解説!

退職希望のAさんAさん

体調不良で欠勤しているけど、このまま退職したい

退職希望のBさんBさん

パートが即日退職ってできますか?

欠勤しなくてはならないほどの体の具合が悪いと、回復の見通しが立たず退職を考える人は多いはずです。しかし復帰せずに退職することは可能なのでしょうか?

今回はパートが体調不良で欠勤したまま退職するときの伝え方や注意点を徹底解説します。退職に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

パートが体調不良で欠勤後そのま退職する方法
  • パートが体調不良で欠勤後退職したって問題ない!
  • 退職を伝えるタイミングは就業前か就業後を狙おう
  • 欠勤しているパートが退職を伝える手段は4つ
  • 心身が辛くてもバックレは絶対ダメ
  • 自分で退職が難しいなら退職代行を利用しましょう
退職代行OITOMA

全額返金保証付き付き!

目次

結論:パートも体調不良で欠勤した後にそのまま退職出来る

結論:パートも体調不良で欠勤した後にそのまま退職出来る

先に結論から申し上げますと、パートが体調不良で欠勤した後そのまま退職しても全く問題ありません。

というのも日本国憲法では労働者を不当に会社に縛り付けることが禁止され、職業を選択する自由が認められているからです。

また法律では「退職を申し出てから2週間で退職できる」と定められているので、パート先が「退職していい」と言わなくても、2週間経てば退職できます。

退職希望のKさんKさん

2週間の間、パートに出なければいけませんか?

退職代行オイトマスタッフオイトマスタッフ

今まで通り欠勤や有給消化して過ごすのもアリです。

退職を伝えてから2週間の間、欠勤や有給消化をすれば実質即日退職が可能です。もしパート先が「退職するなら有給消化は無理」と言ったとしても、雇用主に労働者の有給取得を拒否する権利はないので安心してください。

法律上も体調不良は「やむを得ない理由」に該当するためOK

「パート先に無理に退職を引き止める権利はない」とお伝えしましたが、体調不良は法律上のやむを得ない理由」に該当するため即日退職もOKです。

民法第628条にはこのように明示されています。

当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。(民法第628条抜粋)
e-Gov法令検索 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089

民法第628条でいわれるやむを得ない事由は、以下のようなケースです。

民法第628条のやむを得ない事由
  • 本人の病気やケガ
  • 身内の看病や介護
  • 結婚・妊娠・出産・育児
  • 転居を伴う引っ越し
  • 会社の違法行為
  • パワハラ・セクハラなどのハラスメント行為

つまり体調不良で欠勤中に退職を伝えれば、その日に退職することも可能ということです。

パートが体調不良で欠勤後にそのまま退職する際の流れ

パートが体調不良で欠勤後にそのまま退職する際の流れ

体調不良で欠勤して出勤せずに退職したいとき、退職代行に依頼すれば退職手続きをほぼ丸投げで退職できます。

ここでは、退職代行を利用しない場合の退職の流れをご紹介します。

STEP.1
体調不良で欠勤することをパート先に伝える
まずは欠勤の連絡をしましょう。連絡方法は職場のルールに合わせて、電話やメールで行います。すでに退職したい状況でも、この時点ではまだ「退職したい」と伝えないようにしてください。
STEP.2
病院で診断書をもらう
診断書は体調不良で退職するときに、必ずしも必要というわけではありません。ただし診断書があるほうが体調不良の真実味が増すので、退職が認められやすくなります。
STEP.3
退職を伝える
電話やメールで退職の意志を伝えます。有給消化の希望・私物の返却などは、このタイミングでパート先と話し合うようにしましょう。
STEP.4
貸与物を返却する
パート先に借りていた制服などを郵送で返却しましょう。

以上で退職完了です。また職場によって退職届や診断書の提出を求められる場合がありますが、いずれも郵送でやりとりして問題ありません。

パートが体調不良で欠勤後にそのまま退職する際の退職理由

パートが体調不良で欠勤後にそのまま退職する際の退職理由

パートが体調不良で退職する場合の退職理由は「体調不良」と正直に伝えましょう。なぜならすでに体調不良で欠勤しているので、あなたが退職を申し出る理由はパート先の上長もある程度予想できているからです。

退職理由でよく使われる「一身上の都合」と伝えるのもアリですが、欠勤しているなら退職理由をあえてぼやかす必要はないでしょう。

また体調不良で退職するときは「医師に働くのを止められている」「治療に専念する必要がある」など、働き続けることができないことをはっきり伝えなければいけません。

ただ体調不良なので退職したいとことだけ伝えてしまうと「シフト・労働時間といった労働条件の調整」や「休職」をすすめられる可能性があるので、注意が必要です。

パートが体調不良で欠勤後にそのまま退職することを伝えるタイミング

パートが体調不良で欠勤後にそのまま退職することを伝えるタイミング

パートが体調不良で欠勤後したまま退職するときにスムーズに退職するには、退職を伝えるタイミングがとても大切です。まず退職を伝えるタイミングの大前提として、退職希望日の2週間前に伝える必要があります。

また退職を伝える日のどのタイミングで伝えるか、ということも重要です。退職を伝えるタイミングは、仕事が始まる前か就業後の30分をおすすめします。

日中は忙しいので退職を伝えようとしても、「今忙しい」とまともに取りあってくれないこともあるので注意しましょう。

さらにシフトで勤務日が決められている職場なら、直接の上司が出勤している日に連絡するようにしてください。退職の意志は、直接の上司に伝えるのが社会人としてのマナーです。

上司が休みや外出で職場にいなかったからといって、他の従業員に伝言を頼むのは絶対にやめましょう。

パートが体調不良で欠勤後に退職することを伝える手段

パートが体調不良で欠勤後に退職することを伝える手段

パートが体調不良で欠勤したまま退職するときでも、退職の意志を伝えなければいけません。

体調不良で欠勤しているときに退職を伝える手段は4つあります。

パートが体調不良で欠勤後に退職することを伝える手段
  • パート先に出向き、上長に直接伝える
  • パート先に電話して退職の意志を伝える
  • パート先に退職したいという旨をメールする
  • 退職代行に代わりに伝えてもらう
退職代行OITOMA

全額返金保証付き付き!

退職を伝えるのは直属の上司に直接伝えるのが基本ですが、具合が悪いときにパート先まで行くのは困難ですよね。まずはパート先に確実に退職する意志を伝えられる手段を選ぶようにしましょう。

手段①パート先に出向き、上長に直接伝える

まずは退職のマナーにのっとって、パート先に出向いて上長に直接伝えるという手段です。パート先に出向いて退職を伝えるときには、2つのポイントがあります。

パート先に出向いて伝えるときのポイント
  • 出向く前にアポを取る
  • 退職の意志をはっきりと伝える

突然訪問すると上長がいない可能性もあるので、出向く前にアポ取りをしましょう。アポ取りはメールでも構いません。

アポ取りの例文

お疲れ様です。○○です。
先日よりお休みをいただき、ご迷惑をお掛けしております。
お話したいことがありますので、ご都合のよいときに15分ほどお時間いただけませんでしょうか。
ところ大変申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。

先にアポを取れば、察しのいい上長なら「退職の相談かな?」と勘づいてくれます。

また退職を伝えるときは、退職の意志をはっきりと伝えることが大切です。「退職してもよろしいでしょうか?」と伝えると、「もう少し休んで考えてみて」など引き止められる可能性があります。

辞めたいのであれば、「仕事が働けないので、退職します」とはっきり言い切りましょう。

手段②パート先に電話して退職の意志を伝える

2つ目はパート先に電話して、退職を伝える方法です。電話ならパート先まで出向く必要がないので、体への負担が大きく軽減されます。

ただしたとえ電話であっても、退職を伝えるのは「直接の上長」です。電話は最初に出た人にいきなり伝えるのではなく、必ず上長に取り次いでもらうようにしましょう。

また電話で伝えるときは、伝える時間帯も重要です。就業前や就業後はもちろん、パート先が忙しくない時間を狙うようにしましょう。

例えば飲食店だとランチタイムの忙しいタイミングに電話しても、上長どころか他の従業員も電話に出てくれない可能性もありますよね。

パート先に電話して退職の意志を伝えるポイント
  • 直接の上長に伝える
  • パート先が忙しくない時間を狙って電話する

手段③パート先に退職したいという旨をメールする

パート先にメールをして退職を伝える方法もあります。メールはパート先に出向かなくていいだけでなく、時間を気にせずに退職の意志を伝えられるので一番楽な方法といえます。

しかしメールで退職を伝えるときも、一番に伝えるのは直接の上長です。上長以外の従業員もメールを自由に閲覧できる環境の場合は、上長より先に他の人が退職を知ってしまうこともあり得るのであまりおすすめできません。

またメールは文章だけのやり取りになってしまうので、内容によっては誤解を招いてしまうこともあります。文章中に「欠勤で迷惑をかけている謝罪の言葉」と「お世話になった感謝の言葉」を添えて、パート先への誠意を表すようにしましょう。

パート先に退職したいという旨をメールするポイント
  • 退職を伝えるのは直接の上長
  • メールの文面に「謝罪」と「感謝」の言葉を添える

手段④退職代行に代わりに伝えてもらう

退職希望のTさん

体調不良で電話やメールをすることさえしんどい

退職希望のIさん

上司の反応が怖くて、退職を伝えられない

退職代行での退職は、一番体力的にも精神的にも負担が少ない方法です。体調不良で欠勤している人の中には、パート先でのストレスが原因という人も多いでしょう。

例えばパート先の上長からパワハラを受けて精神的なストレスから体調不良になった場合、その上長に直接退職の意志を伝えるのは怖いですよね。

退職代行に依頼すれば、パート先に行かず上長と連絡を取ることもなく退職を完了できます。

体調不良で欠勤している人が退職代行を利用するメリット
  1. パート先に出向かずに退職を伝えられる
  2. 上長と直接連絡を取らなくていい
  3. 退職のタイミングや退職理由に悩まなくていい
  4. 即日退職も可能
  5. パートでも有給を取得できる可能性あり
退職代行に代わりに伝えてもらうときのポイント
  • 退職代行業者にメールやLINEで相談する

退職代行ならパートを即日退職することもできる!

退職代行に依頼すれば、パートを即日退職することも可能です。民法第628条には「やむを得ない事由」があればすぐに退職できると明示されています。

しかしそれには各当事者の合意が必要です。つまりパート先が退職に合意してくれなければ、即日退職はできないことになります。

パート先の強引な引き止めは法律違反です。それでも職場相手に1人で立ち向かうのは勇気がいりますし、即日退職の合意を得るのは難しいでしょう。

退職代行は、依頼者に代わって退職できるまで粘り強く交渉をしてくれます。万が一パート先から即日退職の合意が取れなくても、退職代行が交渉している間パート先に出向いたり連絡をとったりする必要はないので実質的に即日退職が叶います。

パートが体調不良で欠勤後にそのまま退職する際の注意点

パートが体調不良で欠勤後にそのまま退職する際の注意点

退職は健康な状態でも体力を使うので、さっさと済ませたいものです。それが体調不良で心身が辛い状態であれば、なおさらトラブルなくスムーズに退職したいですよね。

パートが欠勤してそのまま退職する際には、気をつけていただきたいポイントが3つあります。

パートが体調不良で欠勤後にそのまま退職する際の注意点
  • 無断欠勤してバックレるのは法的リスクがある
  • 診断書は必須ではないがあるとスムーズに辞められる
  • パートは退職届の提出が要らない
退職代行OITOMA

全額返金保証付き付き!

注意点①無断欠勤してバックレるのは法的リスクがある

欠勤をして退職を伝えずにフェードアウトを考えている人もいるかもしれませんが、バックレは絶対にNGです。心身が辛いからといって退職を伝えなくていい理由にはなりません。

バックレは退職ではなく無断欠勤です。あなたが無断欠勤した結果パート先に大きな損害があると、パート先から「損害賠償請求」される可能性があります。

損害賠償請求されると、素人では対応できないので弁護士に依頼しなくてはいけません。弁護士への依頼は多くの費用が必要ですし、決着がつくまで時間もかかります。

「退職を伝える」ことを怠ったばかりに、体調不良で働けない状況でお金と時間を日常生活以外に費やすのは辛いですよね。自分で退職を伝えられないなら、退職代行に依頼して代わりに伝えてもらってください。

注意点②診断書は必須ではないがあるとスムーズに辞められる

体調不良で退職するときは、通院している病院で診断書を発行してもらいましょう。診断書はあなたの病名や症状が記載されており、医師がそれを証明してくれる「体調不良で働けない証拠」になります。

体調不良で退職するときに提出する義務はありませんが、診断書があればスムーズに退職する後押しになるでしょう。

職場によっては、診断書の提出を求めてくるケースもあります。義務ではないと言っても「提出したくありません」とは言いにくいはずです。

また提出を拒むことによって「本当は仮病なのでは?」と、疑いをかけられるのも避けたいですよね。体調不良が真実だと強く示すために、診断書をあらかじめ手に入れておくようにしてください。

注意点③パートは退職届の提出が要らない

パートやアルバイトは、退職届の提出をしなくていいです。法律的にも、口頭やメールで伝えて問題ありません。ただし以下の場合は退職届を提出する必要があります。

退職届が必要なケース
  • 就業規則や契約書で退職届の提出が定められている
  • 上長から退職届の提出を求められた

パートやアルバイトの場合でも、就業規則や契約書で退職届の提出が定められている場合があります。退職する前に退職届が必要かどうか確認しておくと退職の手続きがスムーズに進みます。

また退職届は会社が退職の意志を受理したことを証明する重要な文書です。決まりがなくても提出しておけば、退職の意志を「伝えた」「聞いた覚えがない」といったトラブルを防ぐことができます。

パートが体調不良で欠勤後に退職した際に利用できる支援制度

パートが体調不良で欠勤後に退職した際に利用できる支援制度

体調不良でパート先を退職したら、療養に専念したいですよね。しかし退職した後は安定した収入が無くなるので、経済面で苦しくなることが考えられます。

パートの場合でも、一定の条件を満たせば利用できる支援制度があります。正社員に比べると条件は厳しくなりますが、ぜひ参考にしてください。

支援制度 申請先 条件
傷病手当金 協会けんぽ
  • 在職中に健康保険に加入していること
  • 業務外の病気やケガによる療養のための休みであること
  • 療養のため働けないこと
  • 4日以上休んでいること
  • 給与の支払いがないこと
失業手当 ハローワーク
  •  離職日以前の2年間に12ヶ月以上雇用保険に加入していること
  • すぐに働ける状態であること

傷病手当と失業手当を同時期にもらうことはできないので注意しましょう。

パートが体調不良で欠勤後そのまま退職することは可能?まとめ

パートが体調不良で欠勤後そのまま退職することは可能?まとめ

パートが体調不良で欠勤後そのまま退職することは可能です。しかし退職するには診断書を発行してもらったり退職を伝えたりと様々な手続きをしなくてはいけません。健康な状態でも退職は心身が疲れることです。

ましてや体調不良だと、余計に辛いでしょう。「退職を伝えられないほど具合が悪い」「体調の悪くなった原因は上長のパワハラ」など、退職を伝えるのが辛いときは退職代行に頼ってください。

退職代行に依頼すれば、退職を自分で言わなくても退職することができます。またパート先と直接連絡を取る必要がないので、精神的負担を感じずに退職できるでしょう。

よかったらシェアしてね!
\全額返金保証付きで初めてでも安心!/
目次
閉じる